グリーンランドの世界遺産~スケール感がケタ違い~

富士山、姫路城、白神山地、原爆ドーム、厳島神社、白川郷など、ちょっと考えるだけでもどんどん出てくる日本の世界遺産。

日本と同じく、世界には多くの世界遺産が存在します。そしてそれは、グリーンランドも例外ではありません。
ただ一つ、例外なものがあるとするならば。

その、スケール感は、ケタ違い。

こればかりは、数ある世界遺産の中でも間違いなくトップクラスに入ることは間違いありません。
そんなグリーンランドの世界遺産は
【イルリサット・アイスフィヨルド】【南グリーンランドのヴァイキングの住居跡や農地・イヌイットの遺跡】
の2つ。

世界遺産にもその土地その土地のカラーが息づいています。
圧巻の大自然が織りなす風景と、ヴァイキングやイヌイットたちの由緒ある文化的な土地。
自然と文化、どちらも見ることができて、それがどちらも世界遺産。今日はグリーンランドの世界遺産を紹介致します。

まずは1つ目。

【イルリサット・アイスフィヨルド】

イルリサットとは、グリーンランドの西に位置する街の名前です。イルリサットとは、なんと「氷山」を意味します。まさに名前からして「氷山の街」なんですね。イルリサットから見る氷山は、圧巻そのもの。ここにあるセルメク・クジャレクという氷河は、1日になんと約20mもの速さで移動しているんだとか。
静かにたたずむようにみえる氷山ですが、まるで生き物のように動いているんですね。
その光景は、神秘的という言葉でも言い表せないほど。
人口は約4000人ほどですが、グリーンランドの中では3番目に大きい街。
行き方は、デンマークのコペンハーゲンからグリーンランドのカンガルッスァック空港を経由して訪れることができます。

イルリサットでは、その氷山の間を縫ってクルーズし、人工の音が皆無の世界を体験するツアーや、ハイキングで氷山をまじかに見るツアーなどが有名ですが、氷山の他に、「犬ぞり」を体験できる街でも有名です。


犬ぞりに乗って色とりどりのカラフルな家と、いまだかつてないスケール感の氷山を眺めて雪原を走る体験は、いつまでも忘れることのない体験となることでしょう。

次に2つ目。

【南グリーンランドのヴァイキングの住居跡や農地・イヌイットの遺跡】


西の大自然の次は、南のロマン溢れる史跡です。
グリーンランドの南側には、数々の住居跡、遺跡が存在します。牧羊や農地を見ることができ、氷山とはまた違った雰囲気のグリーンランドを楽しむことが出来るでしょう。

世界遺産に登録された地域にあるカッシアースックには、グリーンランドの名づけ親である「赤毛のエイリーク」が建てた教会があり、今でも見ることができます。1000年近くまえの教会を見ることが出来るって、なかなか貴重な経験です。
実はこちらの教会、北米大陸の中で最古のキリスト教教会なんだそう。

カッシアースックの産業の中心は今も昔も牧羊です。
9世紀の終わり頃にヴァイキングが放牧した同じ地で、今現在も放牧し、羊たちも当時と同じ河川敷で育っています。

そして、イガリクという地域にはヴァイキングの居住跡などの遺跡が数多く残っています。
思わず、流れた時間に思いを馳せてしまったりしてしまいそうです。

氷山と、歴史。

グリーンランドに行くなら、是非どちらの世界遺産も見たいもの。

あなたのその手でその目でその耳で。

【グリーンランド】を、体感してみてはいかがでしょうか。

みどり
みどり 27記事
グリーンランドの魅力についてコラムを書くことになりました! 今すぐグリーンランドへ旅立ちたくなるような記事、どんどんアップしていきます(*^_^*)

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