白夜ってどんなもの?~グリーンランドで一生モノの体験を~

いきなりですが、みなさん。

「白夜」ってご存知ですか?
白い夜だなんて、言葉からして既に神秘的ですが、実際はどんなものなのでしょう。
ずばり、「一晩中太陽が沈まない現象」のことを白夜と呼びます。

初めて白夜という現象を聞いた時は

「え? 太陽が沈まない?・・・・・・って、どういうこと?」

と誰しもがなることでしょう。

それもそのはず、日本ではもちろん、太陽が沈まない日なんてないんですもの。
でも。世界はなんだかんだで、広い。
北極や南極付近の限られた地域では、白夜は毎年やってきます。

グリーンランドも、白夜を体験できる地域の1つ。

少し考えただけでも、太陽が沈まない夜って? 時期はいつ? など色々な疑問が次から次へと湧いてきます(笑)
日本では絶対に出来ない白夜の体験。
白夜って一体どんなものなのか。そしてそこで過ごす人々の生活は? など、今日は白夜に迫ってみたいと思います。

●白夜とは。

白夜とは、高緯度の地域(北極や南極付近)で観察できる、太陽が沈まない自然現象のことを呼びます。

季節が生まれるのは、地球の自転軸が斜めに傾いていることから。それによって夏には日が伸び、冬には日が短くなります。日本も太陽が沈みこそしないものの、やはり夏は冬に比べ日照時間がかなり伸びますよね。

グリーンランドでは、この日照時間が季節によって極端に変化するのです。

●白夜は夏に起こります。

白夜は、年がら年中なるわけではないようです。
グリーンランドは、白夜が観測できる地域の中でも比較的時期が長く、
5月下旬から7月下旬にかけて、夜でも明るいという神秘的な体験をすることが出来ます。そしてその前後も、一晩中明るい時期が続きます。全てを合わせると、その期間は約5か月ほど。

●白夜があるということは、その反対もある?

その答えは、YES。

白夜の反対を「極夜」と言います。
一言で言うと、一日中太陽が現れない自然現象のこと。

一日中お昼の時があるなら、一日中夜の時があるのは、実はとても自然なことですよね。
極夜の時期は、白夜と真反対。10月末~2月にかけての約4ヵ月間になります。
この時期、一日中見ることのできるオーロラは、言葉にならないほどの美しさなんだとか。

●素朴な疑問。夜に太陽があっても、眠ることは出来る?

もちろん可能。白夜の時期は分明の利器で、遮光カーテンをつける家庭は多いんです。
遮光カーテンの威力ってすごいですよね。白夜の時期も、安定した生活リズムは崩れないまま。
日本で言えば、お昼寝みたいな感覚になるのかもしれません。

ただ、一日中日が暮れない季節って、やっぱり現地の人にとってもスペシャルな季節。

この時期だからこそ出来ることを楽しむ傾向にあるようです。

●日没を心配することなく色々出来る!

白夜のすごい点て、この一言に尽きる! 日没を心配しなくていいって、かなりストレスフリーなはず。

例えば海。例えばハイキング。例えばキャンプ。
この時期、オーロラや星空を目にすることはできませんが、その代わり明るい太陽が、人々を優しく照らしてくれます。
日光浴を目的に、外に長時間いる方が増えるそうです。賑やかな季節は、想像するだけでもわくわくしますね。

●観光も、真夜中から出発できる。

時間的には真夜中といえども、そう、外は真昼です。白夜の季節は、観光客も多くなる季節。
昼間の喧騒を避け、あえて人が少なくなる夜の時間を狙ってツアーに参加できるのも、この時期ならでは。

夜中に氷山を見に行くって、普通に考えるととても恐ろしいですが(苦笑)
この時期は別。とても美しい景色を見ることが出来ます。

これって実は、かなり貴重な体験ですよね。

自然と人が一体になって生きる大陸、グリーンランド。

白夜という時期は、グリーンランドの人々にとって【太陽の恵み】を存分に享受できる季節なのかもしれません。
日本では絶対に味わえないこの体験。
現地の人々の最高の笑顔と共に、優しい太陽があなたを出迎えてくれる白夜の季節。

これはもう、夏と冬、どちらも体験するしかなさそうです。

みどり
みどり 27記事
グリーンランドの魅力についてコラムを書くことになりました! 今すぐグリーンランドへ旅立ちたくなるような記事、どんどんアップしていきます(*^_^*)

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