大自然だけじゃない、グリーンランドの魅力を発見 ─ グリーンランドの建築

今までは、グリーンランドの豊かな自然をご紹介してきましたが、今回は少し趣向を変えて、グリーンランドの建築の変遷を見ていきたいと思います。旅先でその土地ならではの街並みを探索するのも楽しみの一つですよね。建物からもグリーンランドの歴史の流れを感じることが出来ると思います!

カラフルな家のカラーには意味があった!?


グリーンランドには、元々狩猟民族が住んでおり、その時代の暮らしはとてもシンプルでした。捕らえる為の動物が移動するのに合わせて移動して暮らすために、住宅も、解体、持ち運び、再建しやすい素材や、作りで構成されていました。

それに変化を持ち込んだのが、入植者達です。他国との貿易が始まり、物流が盛んになるのに合わせて、建築資材としての木材もグリーンランドに入ってくるようになり、多くの木造建築が建てられるようになります。
これらの家は、写真のように、カラフルで見ているだけでも楽しくなってきます。

しかも実はこのカラフルな家々、好き勝手に塗っている訳ではないというのも、驚きです。
実はこの家々の色には、実用的な役割が振られていました。例えば商業店舗は赤で、病院は黄色、警察署は黒、電話会社は緑で、魚工場は青、というように。
色で役割がすぐ分かるのは、とても便利なことですよね。こんな時代からユニバーサルデザインがなされていたとは驚きです。

ヌークの建築史的視点からのみどころ

ヌークはグリーンランドの現在の首都ですが、建物を見る楽しみとしての見所も沢山あります。入植者達が支配していた時代からの美しい建物が残されている港があり、そこには、当時から毎日採れたての魚や肉が市場に並ぶ風景が楽しめます。美しい曲線が特徴的な、グリーンランド文化センターもあります。その他にも大学、専門学校、大聖堂などが整備され、伝統的なグリーンランドの芸術に触れることのできる国立美術館もあり、歴史や建築を存分に楽しめそうです。

グリーンランドの現代建築

植民地時代には実用的だった、カラフルな家々ですが、現代では、そのユニークさをキープしたまま、もっと自由な色使いの家々が建てられています。ピンクやオレンジなどは、厳しい自然の中でも明るい気分にさせてくれそうですね。また、グリーンランドにも有名な建築家が建てた現代的なデザインの作品が複数あります。ヌークに立つカチュアク文化センターや、シシミウトのタセラリク文化センター等です。豊かな自然にも馴染む、曲線を多用したヌークの文化センターや、湖のほとりに立つ高さを押さえたシシミウトの文化センターなど、それぞれにみどころ満載です。

住民達の暮らしに合わせたシンプルなものから、物流が盛んになってからのカラフルな木造住宅や、大規模建築までご紹介しました。建築的観点からも、是非楽しんでみましょう。

引用元URL
https://visitgreenland.com/about-greenland/architecture/

mayu
旅好き。飛行機大好き。海大好き。 食べ物が美味しかったところにはまた行きたい!!みなさんが家を飛び出し、旅にでたくなるような記事を作って行きたいと思います。

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