スノーモービルは日常の一部
スノーモービルはグリーンランドでの文化の一部となっており、もはやごく自然な移動手段となってきています。
特に大都市の若者にとって、スノーモービルはライフスタイルであり、彼らのアイデンティティー、ファッション、言葉、スポーツなど、ライフスタイルを取り囲む装飾品となっています。でもスノーモービルは若者だけの文化ではないんです。スノーモービルは日々の移動手段であり、南グリーンランドでは農業や狩り、海氷を渡るときにも使います。通勤にも使われるほどです。
週末には家族や友達と山へツアーに出かけたり、地元のスキーリフトへピクニックしたりします。山側尾根に出かける人たちをよく見てみると、キャンプをしたりスキーリフト代わりにスノーモービルを使っている人のその多くは地元民であることがわかるでしょう。
冬が待ち遠しい
毎年10月ごろになると、グリーンランドの人々の一部はだんだんそわそわしてきます。彼らは地下室へ降りて、機器をかき集めて準備を始めるます。空を見え上げて雲の形を見ながら、冬が近づき雪が降るのをみんなワクワクしているんです。
気がつけば、スノーモービルで街を走り回るのに十分なくらいの雪がすぐに積もってしまいます。道路を走るスノーモービルの音が6ヵ月にも及ぶ冬の訪れを告げ、バックカントリーは冒険心溢れた地元民で溢れかえります。全ては山に分け入って、スノーモービルがもたらす自由を楽しむことにあるのです。
- スノーモービルはグリーンランドの交通法を遵守し、運転するには18歳以上でなくてはなりませんが免許制度はありません。
- シシミウ(Sisimiut)やカンガルッスァック(Kangerlussuaq)など一部の街では、スノーモービル用の道路があります。いくつからの街ではスノーモービルが制限なしに乗れるところもありますが、それでも犬ぞりや野生動物のために場所を空けなくてはなりません。
グリーンランドでのスノーモービルツアーが楽しめるホットなスポット
冬の間はグリーンランドのほとんどの場所でスノーモービルに乗れますが、ホットスポットと呼ばれる、本当の冒険ができる場所がいくつかあるんです。
シシミウは最も大きなバックカントリーであり、シシミウとカンガルッスァックの空港周辺までの山岳地帯はスノーモービルの快適なドライブコースで、地元の観光スポットにも通じています。このコースでは高さ1400mの氷河を登り、そこから命知らずのアルペンスキーヤーたちが重力をまるで無視したかのように下っていきます。
- シシミウでは、ホテル シシミウ(Hotel Sisimiut)、シシミウスノーモービルエクスペディションズ(Sisimiut Snescooter Expeditions)、イグルーマウンテン(Igloo Mountain)でスノーモービルツアーのガイドがあります。
グリーンランドの東海岸にあるタシーラック(Tasiilaq)では、冬になると自然豊かでほとんど通ることができなかった地形を見ることができ、東にはデンマーク海峡の氷河、西には氷冠の景色が楽しめます。地元のツアーオペレーターはバックカントリーでのスノーモービルを使ったアルペンスキーを提供してます。
イルリサットに近いケケッタッスァックの島では、深い谷と山頂が平坦な火山地帯が犬そりと合わせてスノーモービルに最適です。特に800m級のイングマークス氷山山頂ではディスコ湾地帯をきれいに見下ろすことができ、グリーンランド西海岸から南に沿ってフィヨルドを見ることもできます。
- タシーラック、トラベロッジ(Travellodge)ではスキーヤーのためのスノーモービルツアーが行われています。
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ケケッタッスァック(Qeqertarsuaq)ではリングマークツアー(Lyngmark Tours)がバックカントリーやリングマーク氷山(Lyngmarks glacier)でのスノーモービルツアーを提供しています。
スノーモービルのシーズン
冬の時期は国のほとんどが雪で覆われているので、2月〜4月にスノーモービルでのトレッキングやレジャーをおすすめします。
冒険度
平地では非常にスピードが早いので、早い乗り物に慣れていれば楽しめるでしょう。
引用元URL
http://www.greenland.com/en/things-to-do/outdoor-activities/snowmobiling-in-greenland/
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