南グリーンランドのカコトック(Qaqortoq)とナノッタリック(Nanortalik)間の無人島ではこの国で唯一の露天風呂があり、氷山や尖った山々の景色とともに楽しむことができます。
他の場所では特に東グリーンランドのディスコ湾にあるケケッタッスァック(Qeqertarsuaq )という火山島では、温泉が湧く有名な場所がいくつかありますがウーナルトック(Uunartoq)の島にある地熱による温泉が最も有名です。
カコトックとナノッタリックへツアー
カコトックとナノッタリックのツアー業者は、夏に島へのボートツアーを頻繁に企画しており、温泉にピクニックバスケットとシャンパンを持っていくのがグリーンランドでは一般的です。平均的な午後の入浴者は地元民と観光客共に多く、みんなで38度の温泉を楽しんでいます。
国際基準からしたらときに地元のやり方というのはやや厳しいものに感じられるかもしれませんが、ウーナルトックの「何事も自分でやろう」の精神はチャームポイントの一つなのです。これは自然に触れ合いを大切にするからこそであり、観光客の人もすぐに周りの美しい自然に敬服してしまいます。
ウーナルトックに伝わる多くの伝説と歴史的なイベント
ウーナルトックの温泉は何千年も前から知られています。バイキングの時代にはベネディクト派修道院もウーナルトックそばのフィヨルドにあったほどです。1000年も前のレイフ・エリクソン(Leif Ericsson)という人物が新大陸発見のために西への航海を始める前に身を清め身なりを整えるために温泉で泳いだとの話が残っています。
温泉は訪れる人々には昔から魅力的であったにも関わらず、この地に定住する人はいませんでした。もしかしたらこれは海や夏の霧の中に隠れながら、時々温泉に出没する幽霊がいるとの噂があるからかもしれませんね。
もちろん本当の理由は氷冠に近いくフィヨルドも氷山で溢れているので草木がほとんど育たず、気候も厳しいためだと思われます。でも真相は謎のまま・・・
しかし、どちらが真相かと考えるにせよ、ウーナルトックは南グリーンランドにおいては何千年も前から周遊の場所でした。
- ウーナルトックは南グリーンランドのカコトックとナノッタリックの間にあるアルイッチュッパア(Alluitsup Paa)居住区に近いです。
- カコトックのグリーンランドサガランド社6月から9月までブルーアイス社と共同でウーナルトックへの半日ツアーを企画しています。
- ナノッタリックではナノッタリックツアーサービス社(Nanortalik Tourist Service)が夏の時期にウーナルトックへのツアーを企画しています。
- 温泉の熱源は火山活動ではなく地熱であり、地層が擦れ合うことで温泉水は温められます。
- グリーンランドで最も熱い温泉はケケッタッスァックにあり、摂氏60度(華氏140度)にも達し、ウーナルトックの温泉は摂氏38度(華氏100度)程です。
温泉のベストシーズン
南グリーンランドの地熱による天然温泉にゆっくりと浸かるなら7月がベストでしょう。また6月〜8月にかけてであればウーナルトックの温泉に日帰りで訪れるのも良いでしょう。
冒険度
温泉に行くまではスカンジナビア特有の地形にあるので、地面が歪んでおり岩も多いです。なので俊敏性は強みとなるでしょう。
お湯の暖かさは非常に心地よいものです。
引用元URL
http://www.greenland.com/en/things-to-do/nature-experiences/hot-springs-in-greenland/
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