大きいとカワイイは両立するんです! グリーンランドで見られるクジラをご紹介!
クジラってあんなに大きいのに、どうして怖いって言うイメージよりも、可愛いって言うイメージがあるんでしょうか?
親子で仲が良かったり、仲間と潮吹きで遊んでみたりする、そんな習性のせいなんでしょうか。
一口にクジラと言っても、種類はさまざま。グリーンランドで見ることのできるクジラたちをご紹介しましょう。
グリーンランド周辺海域は、クジラで溢れている? 15種類ものクジラが見られるなんて!
クジラが15種類もいるなんて、恥ずかしながら知りませんでした! いえいえ、実は地球上には実は80種類とも言われているそうですが……。その中でも15種類も見られるという事は、地球上のクジラのうちのかなりの種類をグリーンランドに来ることで制覇することが出来るかもしれない! ということですね! では、そのクジラの種類や生態についてご紹介していきましょう。
グリーンランドで見られるクジラの種類
まずは有名どころでいうと、ザトウクジラです。体長は18mほど、重さが30トンという巨体を持つザトウクジラですが、運動能力が高く、体の3分の2ほどを海の外に出す、ブリーチングと呼ばれる大ジャンプを行うそうです。このジャンプの意味には諸説あり、求愛行動や威嚇、はたまた、寄生虫を落す為などと推測されているようですが、これを間近で見ることが出来たら感動すること間違いナシでしょう! 4月から11月がザトウクジラを見る、ベストシーズンと言われています。
次にミンククジラ。クジラの中では10m以下のものが一般的で、比較的小さい種類と言えます。そして、体が小さい割にはジャンプなどは余りせずに、背びれと潮を吹くための入り口だけが見えることが多いそうです。
大きなものでは、ナガスクジラ。なんと体長は27メートル、体重は最大100トンのものもいる、世界第二の最大の種です。驚くことに、その寿命は200年ともいわれています。ナガスクジラは、ボートツアーなども行われているので、見やすい種類と言えますね。
冬場はさらに珍しい種類のホエールウォッチングが出来るグリーンランド!
グリーンランドの短い夏の間、その周辺海域には15種類ものクジラが訪れるそうですが、冬にはその種類は3種類にまで減ってしまうそうです。ですが、ホエールウォッチングと言えは、ハワイや沖縄など暖かいところで見れるというイメージなので、寒いグリーンランドでも3種類ものクジラが残っているという事に驚いてしまいますね。そしてその三種類というのは、ベルーガクジラ、ホッキョククジラ、イッカクです。
その中でも、ひときわ外観的な特徴のあるのが、イッカクでしょう。オスだけですが、非常に長い牙を持ち、その長さは3mほど。体長が4mほどのイッカクですから、その牙の長さは迫力がありますね。この牙は、メスを奪い合うために他の雄との戦いにも使われるそうですが、最近の研究では、この牙は神経系の集合体ということが判明し、高度な感覚器として知られるようになっているそうです。この牙を海中から外に出して、外気温や気圧の変化を知ることが出来るという事です。自然の形は本当に神秘的ですね。
捕鯨とクジラの数の関係
クジラはその昔、日本では貴重な蛋白源として食用とされてきたのですが、現代では調査目的の捕鯨以外は世界的にも許されていません。グリーンランドでも、例えば、先ほど紹介したイッカクの捕鯨はイヌイットにしか許されていません。その昔はイッカクの牙が、高値で取引されていたこともあるようですが、現代では、様々な動物保護団体によって反対運動が行われており、絶滅危惧種であるクジラを守って行こうという動きは世界的なものになっています。
参考
https://visitgreenland.com/about-greenland/animals-of-greenland/
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