ウペルナビク(Upernavik)は計画的なレジャーと自由行動をともに楽しみたいあなたに最適な場所です。ウペルナビクは高緯度にあるため、3ヶ月もの間太陽が昇らない時期があるという特徴があります。しかし、周りには多くの村があり、夏には船で港もごった返し、近くには観光スポットも多々あるので、賑やかさは失っていません。
プロペラ機でウペルナビクまで向かうと、町よりも遥かに高い雪で覆われた丘に着陸するでしょう。初めて見るウペルナビクの光景は、まさしくあなたを待ち受けている冒険そのものとなります。湾には何千もの島が点々とあり、北にはウペルナビクアイスフィヨルドの美しい眺めと世界最大の断崖絶壁、南にはアッパルスイッツ(Apparsuit)が臨めます。野外ミュージアムでは植民地時代やバイキングの歴史について展示されています。また町には多くの面白い人々が住んでいて、それぞれ自分のライフスタイルを持っています。
変化の兆し
ウペルナビクはコントラストで溢れています。町の漁師たちはグリーンランド漁業産業の中核をなす存在ですが、他の村とは違った独自の方言を保っています。イヌイット文化である穴釣りや海洋哺乳類の狩りはウペルナビクでは依然として尊ばれておりますが、気候変動により一層持続性は失われており、それと同時にこの地域へのより多様化・国際化した産業が参入し始めています。
これらの変化が来年来るか数十年後に来るのかはわかりませんが、今後、私たちは先駆者精神と文化への適応力の強さを示すことになるでしょう。昔ながらの趣向に新しい機会を合わせることに抵抗はありませんが、フットボールを楽しんだり、捕まえてきた新鮮なマスをグリルして食べたりといったことは今後も続いていくことでしょう。
- ウペルナビクと周辺9の村々をあわせて1160人ほどの住民が住んでいます。グリーンランドでは一番隣接してる村が多い地域です。ウペルナビクそのものよりも周辺の村の人口の方が多いです。
- ウペルナビクは「春の地」という意味で、イヌイットの交易と漁の場所として栄えました。
- ウペルナビクには世界最北端の野外ミュージアムがあります。
島と氷に覆われた湾
ウペルナビクでは見渡す限り、文字通り何千もの島々が永遠と広がっており、ウペルナビクアイスフィヨルドのお陰で離れた島々が冬には大きな氷山に姿を帰ることに驚くことでしょう。
海辺へ行ってこれらの島々を巡ったり、町を訪れたりするべきです。そしてこれらはミッドナイトサンの時期が最適でしょう。もし機会があれば是非ウペルナビクアイスフィヨルドを訪れてみてください。もしくはカヤックに乗って村を訪ねてみるのも面白いはずです。冬の交通手段は海路ではなく、犬ぞりやスノーモービルが良いでしょう。オーロラだけが道中の明かりとなるので、そり犬と操縦士の感覚に行き先は任せてみましょう。
もし海辺よりも陸でのレジャーを好むなら、イワナの泳ぐ渓流を巡ってみましょう。あなたの到着に合わせて地元民が川に放ったのではないかと思うくらいの数が見られるでしょう。夏場であればウペルナビクバックカントリーでジャコウウシの狩りのシーズンです。
- ウペルナビクにホテルはありませんが、トイレ・シャワー・ネット環境の整ったゲストハウスがあります。
アクセス手段
カンガルッスァック(Kangerlussuaq)の国際空港からエアーグリーンランド社(Air Greenland)の週次の定期便がイルリサット(Ilulissat)からウペルナビク間で運行しています。そこから居住地まではヘリコプターを使います。ウペルナビクに行く場合は良い季節を選ぶのが懸命です。あなたの地元の旅行代理店かウペルナビクのツアーオフィスに問い合わせてみましょう。
引用元URL
http://www.greenland.com/en/destinations/north-greenland/upernavik/
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