グリーンランド1の自然環境 ケケッタッスァック(Qeqertarsuaq )

エメラルド色の氷

ケケッタッスァック(Qeqertarsuaq )は美しく壮大な景色を楽しむのに最高の場所です。ケケッタッスァックはグリーンランド西海岸から離れたディスコ島(Disko Island)にあり、町にそびえるリングマーク氷河(Lyngmark Glacier)は唯一グリーンランドで夏でも犬ぞりができる場所です。アンゼリカや様々な植物が植生しており、ケケッタッスァックの自然環境は文字通りグリーンランドで一番恵まれています。

グリーンランドの伝説では、ケケッタッスァックはディスコ湾にありながら、南グリーンランドから流れてきたことで、数多の氷河の中でも緑豊かな場所だと言われています。伝説では二人のハンターがアザラシを探して島を南から北へカヤックで移動していた時に、ディスコ湾で、イルリサット(Ilulissat)の魔女が彼らを緑あふれる島で追いたて、島を座礁させました。それが今日のケケッタッスァックだと言われています。

夏の犬ぞり

夏に犬ぞりと聞くと誤った情報のように思われるかもしれませんが、リングマーク氷河が数百メートルも高くそびえているおかげで、ケケッタッスァックでは一年中犬ぞりが楽しめます。そりに乗って、犬に引かれながら、ミッドナイトサンの中ディスコ湾を泳ぐザトウクジラなどを眺めるのは格別の体験でしょう。

夏に冬のアクティビティをするというのも良いものです。リングマーク氷河までスノーモービルで行くのではなく、まずは犬ぞりで近づくことになります。そこからはハイキングガイドを同伴させるのもありですが、いずれにせよ自分の足で、青い糸で結ばれた道標を辿りながらスタート地点まで行くことになります。氷河に建てられた山小屋で前泊し、翌日一日中をハイキングに費やすと良いでしょう。

  • ケケッタッスァックはディスコ島にある唯一の町であり、イルリサットから100km西にあり「大きな島」という意味です。
  • ケケッタッスァックは1773年に創立し、約860人の住民と最寄りの小さな村であるガンゲルスック(Kangerluk)に35人の村民が住んでいます。
  • ケケッタッスァックには北極ステーションがあり、これは北極で最古の有人ステーションです。

様々な魅力

ケケッタッスァックはホエールウォッチングやハイキングなど自然を愛する旅行者にとって理想的な場所です。春にホッキョククジラが西へ向かう途中ディスコ湾へ立ち寄るのに合わせて、ホエールウォッチングへ出かけるのが良いでしょう。これらの大移動によってザトウクジラがイルリサットから流れてきた氷山と戯れて遊んでいるのを見ることができるでしょう。

夏の真っ只中にはアンゼリカがケケッタッスァックに咲き誇り、ハイキングで訪れる旅行者を歓迎します。葉っぱを集めて、町郊外の滝からとれる新鮮な水と合わせたアロマティーを作ってみるのも良いでしょう。生きているかのような火山岩を眺めながら、地元のアンゼリカティーを飲むなどという経験はケケッタッスァックでしかできません。

自然体験だけではなくグリーンランドの歴史も味わいたいのであれば、ケケッタッスァックミュージアムを訪れ、かつて北部の首都であったケケッタッスァックの歴史に触れてみましょう。文化的な発見を寄りしたいのであればディスコフィヨルドにあるガンゲルスックを訪ねてみましょう。グリーンランド最大の島でありながら小さな村での生活を味わえると思います。

  • ディスコ島には様々な自然資源があり、カヤックに適した深いフィヨルド、1919mにも及ぶ山々、温泉、そしてかつて火山であったことの証拠を示す、柱状型の玄武岩などです。冬には穴釣りや犬ぞり、スノーモービルが楽しめます。
  • ケケッタッスァックの宿泊はホテル・ディスコ(Hotel Disko)、リングマーク・ホテル(Lyngmark Hotel)、フォックス・ホステル(Fox Hostel)、そして民家の貸出があります。また、丘でのキャンプも可能です。
  • ケケッタッスァックには夏場だけ開店しているレストラン・ニラック(Restaurant Nilak)があります。

アクセス手段

季節によりますが、イルリサットからエアーグリーンランド社(Air Greenland)のヘリコプター便やディスコライン社からの船が毎週出ています。それ以外にも、アーシアー(Aasiaat)から空路や海路もあります。また、夏の時期にはケケッタッスァックからクルーズ船が何便か出ています。詳しい情報は早めにあなたの地元の旅行代理店に問い合わせてみてください。

引用元URL
http://www.greenland.com/en/destinations/north-greenland/qeqertarsuaq/

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