グリーンランドの中心
ウーマナック(Uummannaq)を訪れるとそのときの記憶は永遠にあなたの胸に永遠と刻まれ、消えることはないという言い伝えがあります。ある人はそれを山がもたらす魔法と呼び、またある人は湾に響く子どもたちが作った奇跡だと言います。理由はなんであれ、ウーマナックはあなたの心をすぐに鷲掴みにすることでしょう。
ウーマナックは小さな町ですが、町自体は大自然と真のグリーンランドの特色で溢れています。ほんの少しの冒険心と寛容さがあればあなたはイヌイット文化を学ぶ機会に恵まれ、環境を五感で感じることができるでしょう。
地元に宿る魂
どこに行こうと現地に住む人々はその町の特性を形作る重要な要素ですが、ことウーマナックで話題をさらうのは子どもたちです。クルーズ船で子どもたちがアンサンブルを組んで、ときにはそり犬たちも合わさってセレナードを奏でる姿と子どもたちの歌声は、他のどの場所でも見ることはできないでしょう。
ウーマナックでは人々の活気に満ちており、買い物に出かける人々を多く見かけますが、彼らは買い物以外にも道端で親しい人と話すのが目的だったりします。夏の晴れの日には、女性はハンドメイドの商品を湾で売り、その後ろでは男性がその日釣れた漁の収穫物を運び出しています。
- ウーマナックは1763年に設立し、周辺の7村と合わせて1250の住人がおり、北グリーンランドで二番目に大きな町です。
- ウーマナックとは「活気づける」という意味であり、これは町の後ろにそびえる1175mの山が由来となっています。
- ウーマナックは年間2000時間の日照時間があることで知られています。
イヌイット文化に溢れるウーマナック
現在のイヌイット文化を理解するには歴史に関する見聞が必要であり、ウーマナックではそう遠くない過去を尊重するかのように町の隅々にイヌイットの文化的要素が残っています。芝生小屋が町の中心部にあって、ウマナックミュージアムでは小屋の中での生活の様子を知ることができます。もしくは大昔にイヌイットが反映した考古学的な場所を訪れてみるのも面白いでしょう。
フィヨルドを丸裸にする
ボート、ヘリコプターもしくは徒歩など、どの手段で向かうかに関わらず、ウーマナックフィヨルドを訪れずしてウーマナックへの旅行を終えることはできません。経験則から言えることは、もし地元民の人が通っている場所があれば、それはあなたも通うべき場所であるということです。
ヌースァック(Nuussuaq)半島周辺やウペルナビク(Upernavik)山はあなたの冒険を心待ちにしています。氷河に向かって島を歩こうと、頂上まで登ろうと、どちらも誰も味わったことのないあなただけの体験となるでしょう。
数ヶ月間太陽が上らないからと言って、ウーマナックでの生活ペースが遅いとは思わないでください。地元の人々は冬になると意気揚々と海氷をドライブして近くの村へ出かけますが、それでも古典的な犬ぞりは、絶好の釣り場へと向かうための移動手段として、依然として漁師に好まれています。もしラッキーだったら、彼らはあなたを同行させてくれるかもしれません。
- 1972年に8体のミイラ(6体の女性と2体の子供)がウーマナックそばのキラーキッチョック(Qilakitsoq)から発見されました。ミイラは1475年の古代イヌイット文化を示しており、現在はヌーク(Nuuk)の国立博物館の目玉となっています。
- またウーマナックの近くにはサンタクロースのサマーハウスがあります。
- 何年間か、ウーマナックでアイスゴルフ世界選手権が催されていました。
アクセス手段
カンガルッスァック(Kangerlussuaq)の国際空港からエアーグリーンランド社(Air Greenland)の飛行機でカースッツ(Qaarsut)まで行きます(アーシアー(Aasiaat )やイルリサット(Ilulissat)経由)
そこから再びエアーグリーンランド社のヘリコプターに10分ほど乗れば、ウーマナックへ到着します。
引用元URL
http://www.greenland.com/en/destinations/north-greenland/uummannaq/
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