イメージとは感情を想像するための物語であり、これは季節・人々・文化・日光・流動的な氷冠・そしてクジラの移動から物語をつむぎ出すという作業です。
グリーンランドでフォトツアーを行うのはやや変わった活動であり、行き先も通常とは異なります。写真家の旅はクリエイティブなものになりやすく、作り上げるイメージはコミュニティそして多大な情熱の産物なのです。
写真家は一匹狼的な気質と社交性を併せ持っています。彼らはもっぱら一人で作業しがちではありますが、旅時代は少人数で行くことが多く、経験を共有したり、新しい写真技術を教えあったり、そしてツアーリーダーや友人からインスピレーションをもらったりします。
光そして陸
グリーンランドを訪れた写真家に話を聞くと彼らの大部分は景色と野生動物に関心があり、行く先々の淡い色合いや、岩や氷の微かな動きからパノラマの大きな動きまでを捉えようとしています。
光は写真家がイメーする通りのドラマ、コントラスト、物語の感動を一枚に収めるのに非常に重要な役割を果たしています。その為フォトツアーは大抵タイミングとロケーションが大事になってくるのです。
グリーンランドではロケーションはいつも荒涼とした山岳地帯で、地元コミュニティが点在する、大きな氷床に覆われた地域で、北極圏の気候の影響を受けます。
夜景
グリーンランドの夏というのもまたフォトツアーにとっては特別なものと思われていますこれは決して夏に太陽が沈まずに、淡い光が一日中つづくからというだけでなく、夏の終わりごろから冬の時期まで空気が非常に澄んでいるために、オーロラや星が夜空に綺麗に輝いて見えるのです。
オーロラは夜の楽しみの一つであり、北極圏の南部に位置するタシーラック(Tasiilaq)、 シシミウ(Sisimiut)、ヌーク(Nuuk)そして マニーッチョッ(Maniitsoq)では9月から4月にかけてオーロラは特に明るく見えます。
しかし本当の美しさは西海岸のカンガルッスァック(Kangerlussuaq)で年間300日は綺麗な夜空が見えることで知られ、ワールド・オブ・グリーンランド・アークティックサークル(World of Greenland Arctic Circle)とともに北部へとオーロラを見る旅に出かけることもできます。
このグリーンランド特有の暗さが自然的そして格好のフォトツアーの冒険へと私たちを駆り出すこともあります。より経験は深いものとなり、多くの写真家にとって、夜のイメージを捉えることはワクワクするチャレンジであるとともに、いやし効果もあるような活動なのです。
ロケーションの多様性
東グリーンランドはフォトツアーの行き先としてよく知られ、タシーラック周辺のバックカントリーもアルペンの風景、アイスフィヨルド、近隣の氷床、そして地元のコミュニティが合わさって、写真家にとっては絶好の撮影スポットです。少人数旅行の移動には専門的な機関であるトラベロッジ・グリーンランド(Travellodge Greenland)や レッド・ハウス・タシーラック(Red House Tasiilaq)が利用されており、夏の強い日差しが和らぐ8月から9月を中心にツアーが行われます。
北グリーンランドではイルリサット(Ilulissat)周辺のディスコ湾(Disko Bay)やユネスコ世界遺産となったガンギヤ(Kangia)のアイスフィヨルドが写真家の間での撮影スポットとなっています。ここでは氷河やクジラ、地元の狩りや漁のコミュニティとも触れることができ、ディスコ島には火山岩もあります。これらの町や居住地の間はボートで行き来できます。
南グリーンランドでは鋭い頂きやアイスフィヨルド、花畑そして海岸線では北極圏の面影を残す古代スカンジナビア時代からのカラフルな家々をバックに田園風景が広がっています。
西海岸の他の地域では都市部の文化体験に加え、フィヨルドも風景も楽しめます。北部の奥地では北極砂漠や季節変化の激しい地があり、そして日光のあたり具合も独特なので、冒険やチャレンジ好きの写真家に人気です。
グリーンランドでは自由に写真を撮ってあなたの体験や写真は是非info@greenland.comでシェアしてください。
引用元URL
http://www.greenland.com/en/things-to-do/outdoor-activities/photo-tours-in-greenland/
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