東グリーンランドの玄関口 クルスク(Kulusuk)

国際空港が非日常をもたらす

世界にいくつの国際空港で、手荷物を持って、免税品店を抜け一歩外を出れば、もしくは空港から目的地へ砂利道を車で走ったときに、アイスフィヨルドの眺めを見ることができるでしょうか。

答えは想像通りです。

クルスク空港は人がほとんど住んでいない、山々のそびえる島に立地し、海氷で溢れる海に囲まれています。空港のある町は都市部とはかけ離れており、たった250人が住む小さな居住地です。空港での収入を除けば依然として狩りと漁で生計を立てているほどです。

しかしだからこそ、あなたはここを訪れたのでしょう。あなたはグリーンランドでの冒険的な経験を求めており、多様性のある小さなコミュニティで地元の人との交流を楽しみたいのでしょう。

  • 食料品店では夏に日用品や食糧を買うことができます。冬になると補給船などが海氷に阻まれ、品数は徐々に減っていきます。
  • ここは野生動物が多く生息しており、1930年代にはクルスクの人口はタシーラック(Tasiilaq)よりも多かったほどです。タシーラックはそれ以降急激に拡大し今では2000人が住む町となっています。
  • 空港は警備システムの一環として1956年にアメリカ空軍が建てたものです。

クルスクは最終目的地であり、また経由地でもある

クルスクは東グリーンランドの玄関口であり、夏冬を通して島や島周辺では文化的な体験から冒険的な旅まで様々なレジャーが楽しめます。

ハイキングは空港から居住地までをつなぐ砂利道を利用したものであり、このまま進めば300mのイシカイヤ山(Isikajia Mountain)まで登ることができます。山の上からはデンマーク海峡の眺めや氷山、フィヨルド、タシーラックの島、そしてギザギザした海岸線を眺めることができます。
アイスランドから日帰りでクルスクを訪れ、そこで午後を過ごすこともできます。レイキャヴィークの地図にはクルスクが載っているほどです。しかし、せっかくグリーンランドに来るなら日帰りでは物足りないでしょう。それは、クルスクに来れば実感することができると思います。

クルスクの島や周辺でも冒険を

居住地は文化的な体験ができる場所を目指しており、地元のストーリーテラーやカヤック乗り、ツアーガイドと会ったり、リノベーションを終えた教会で講演を聞いたり、伝統的な東グリーンランドのドラムダンスを見たり、クルスクで有名なアーティストを訪ね、彼らのトゥピラック (tupilak)人形を見たりすることができます。
東海岸最大の町であるタシーラックはクルスクからエアーグリーンランド社(Air Greenland)のヘリコプターで10分、もしくは天気によりますがボートで1時間の距離にあります。1年を通してこの2つを訪れる多くのツアーの機会に恵まれるでしょう。

  • クルスクはタシーラックやヌーク(Nuuk)、レイキャヴィークを結ぶ空港の名称であるとともに、250人が住む島の名前でもあります。
  • 居住地は以前はデンマーク語のカップ・ダン(Kap Dan)として知られていました。
  • クルスクのホステルはこの地を訪れるハイカーのために建てられていますが、東グリーンランドを訪れる一般的な旅行者も歓迎しています。
  • ホテルクルスクは空港と居住地の間になり、フィヨルドを眺めることができます。ホテルは空港との送迎を行っており、レストラン、インターネット、そしてこの周辺地位域へのツアーも用意してある現代的なホテルです。

夏はガイド付きボートで氷河の周り巡ったり、エアーザファリ社(Air Zafari)の特別仕様機に乗って山谷を超えてみたりすることができます。また冬には犬ぞりとオーロラ鑑賞が欠かせません。

 

アクセス手段

夏はエアーアイスランド社の飛行機が毎日クルスクへレイキャヴィークから飛んでいるほか、エアーグリーンランド社のヌークからのフライトを毎週水曜日と土曜日に運行しています。クルスクからはヘリコプター(エアーグリーンランド社)で、アンマッサリック(Angmagssalik)にあるタシーラックの中心地へおよそ10分でいくことができます。

引用元URL
http://www.greenland.com/en/destinations/east-greenland/kulusuk/

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