グリーンランドへの玄関口
地元の人は口々に、カンガルッスァック(Kangerlussuaq)ではいつでも顔見知りと会うことが出来ると話します。一日中、人々はカンガルッスァックから国内外へと旅立っていくのです。
幸運な人々は、飛行機の轟音から逃れて静かな場所に住むことが出来た人々です。
カンガルッスァックの軍隊の奇妙な始まりがあった過去や、夏の南国のような気温を通して、カンガルッスァックはグリーンランドの中でダイヤの原石のような存在であることを感じてください。確固としたコミュニティの強さや荒いバックカントリーは、あなたの冒険心を試すのに最高の場となるでしょう。
グリーンランドの氷冠
世界中の不思議なものに触れたい人にとって、グリーンランドの氷冠はメッカのような場所です。信じがたいかもしれませんが、数十年前までは氷冠への交通手段はありませんでした。ミステリアスな野獣が迫りくるかのように、氷冠からの冷たい風が山頂からカンガルッスァックへと吹いているのです。
幸いなことに現在は氷冠へのアクセスは容易になってはおりますが、それでも困難さは残ります。氷河がギザギザの断崖を残しながら、川の急流へと裂けていく様子などを見てみましょう。もしくは氷の上で数日キャンプすることで、寒風が吹き荒れる中、寒さの限界に挑んでみましょう。レジャーは多岐にわたっていますが、一つだけ共通点があります。それはグリーンランドの氷冠ほど自然の偉大さと言うものを感じられる場所はないということです。
- カンガルッスァックからグリーンランド氷冠まではアクセスが容易で、陸路で25kmほどの距離にあります。
- カンガルッスァックの町と170kmにも及ぶフィヨルドはともに「カンガルッスァック」と呼ばれており、「大きなフィヨルド」という意味です。北極圏がフィヨルドの中間地点を通っています。
- カンガルッスァックは1942年にアメリカ空軍が基地を置いたことで創立し、アメリカ軍は1992年までそこに留まりました。カンガルッスァックミュージアムではアメリカ空軍の基地、そしてその後の町の歴史について展示がされています。
バックカントリーの息吹
夏の植生が現れ始めたら、ハイキングと登山のシーズンの始まりです。北極圏の動物の群れを除けば、自然の中で味わう孤独感はカンガルッスァック特有のものでしょう。
ミッドナイトサンに救いを求めるのなら、海岸線に足を向けてみましょう。カヤックでフィヨルドの間を渡ったり、静かな湖に身をまかせたりしていると、カンガルッスァックの広大なバックカントリーに対して新たな視点が得られるでしょう。カンガルッスァックはグリーンランドの狩り文化の中心を成しており、娯楽としてのレジャーでありながら、カヤックを楽しむと共にイヌイットのハンターの狩りを見ることができます。
頭上に輝くオーロラ
夜が寒く、そして長くなっていくにつれて、オーロラが美しく見え始めます。そんなオーロラをカメラに収めるには忍耐が必要ですが、グリーンランド氷冠と色とりどりの家々が、素晴らしいコントラストを形成します。時には緑、時には紫や赤色と、オーロラは変化しながら空で幻想的に輝きます。
- カンガルッスァックは年間300日ほど晴れ、10月から4月まではオーロラを見るのに最適な場所となります。
- カンガルッスァックには現在540人ほどの住民がいます。
アクセス手段
夏場はエアーグリーンランド社(Air Greenland)が週6回コペンハーゲンからフライトを飛ばしています。カンガルッスァックからグリーンランドの他の場所へのアクセスも可能です。ときにはプライベートジェットがカンガルッスァックに来ることもあります。
引用元URL
http://www.greenland.com/en/destinations/arctic-circle-region/kangerlussuaq/
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